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2021.09.22
今日は音楽の話を(2)~ヴォカリーズ~
コロナ関連の記事続きでしたので、ちょっと休憩を。
前回、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」
というかなり長めの曲をご紹介しましたが
何人かの患者様に「聴いてみましたよ」と言っていただきました。
今回は、同じ作曲家の「ヴォカリーズ」という曲です。
ヴォカリーズとは、歌詞がなく母音だけで歌う方法と辞書には書いていますが
イメージ的には、歌手が発声練習のときに「ドレミファソファミレド」を「あああああああああ」と
歌っている感じ でしょうか。
ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は、この方法で歌うことを指示した声楽作品 ということになります。
といっても、実際のこの曲は声楽曲として聴くことはほとんどなく(私だけかもしれませんが・・・)
弦楽器(ヴァイオリンとかチェロ)や管楽器(フルートなど)が主旋律、ピアノが伴奏
というパターンで聴くことが最も多いのではないかと思います。
さて、私がこの曲を自分で弾きたいと思ったのは、もう20年くらい前でしょうか・・・
リン・ハレル(チェロ)とウラジミール・アシュケナージ(ピアノ)の演奏を聴いたとき。
まず出だしのチェロの温かい音に感動し
そして曲の最後、チェロとピアノが終止に向かって一瞬の高揚をみせる場面では
ポロポロと涙がこぼれました。
予想外のことに自分でも驚きました。
こんな演奏ができたらいいなぁと思いながら・・・もう20年かぁ・・・(溜息)
ヴォカリーズは大変人気の曲ですので
様々な楽器バージョンに、いろいろな人が編曲しています。
わざわざCDを買わなくても、今はYouTubeという便利なツールがあります。
どの人の演奏が、どの楽器が・・・など、いろいろと聴き比べされてみると面白いと思います。
私の好きなリン・ハレル&アシュケナージの演奏もYouTubeでお聴きいただけます。
こちら(👈クリック)からどうぞ♪
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そうそう昨年、ピアノ独奏の楽譜を見つけました。
アール・ワイルドという人が編曲していますが、これがまた超絶難しい!
でもすごく華があって、なにより、独りでこの曲を演奏できちゃうところが素敵すぎ・・笑
暇をみつけてぼちぼちと練習しています。
いつか医院のミニコンサートが復活したら、皆様の前で披露できたらいいな~と思っています。