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2020.03.27

栄養医学のお話【1】

新型コロナウィルスの感染が日に日に広がっています。
経済界だけでなく、医療界へのダメージも非常に大きく、今後どんな風になっていくのか不安な毎日ですね。

さて、今日は久しぶりに栄養に関するお話をしたいと思います。

10年ほど前から、栄養の勉強をぼつぼつと始めました。
私の医学部時代(昭和後半から平成初期)は、
「栄養のことは栄養士さんが勉強するもの」でした(少なくとも私は)が
メタボリック症候群という言葉が出現し、現実にメタボの方がどんどん増えていくなかで
医師も栄養のことを学ぶことがとても大切だと実感しましたので
ある大学の栄養学部の講座を受講する・・・などして勉強を続けてまいりました。

そんななか、2年前に「オーソモレキュラー医学」というものに出会い、
このたびようやく「オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル(ONP)」という資格を取得しました。

なんだそれは??
・・・ですよね(笑)

前置きが長くなりましたが、ここからが今日の本題です。

栄養療法というと
糖尿病や高血圧の方に対して、「糖質や塩分を控えましょう!」というのが一般的なイメージかと思いますが
オーソモレキュラー医学とは、ビタミンやミネラルなどの栄養素を正しく取り入れることで、
病気の予防や治療を行う医療のことです。
ここには、「人の心と体は、食べたものでできている」「必要なものはすべて食材にある」という考え方がベースにあります。

普段の食生活を基本から見直し、不足しているものを補い、疾病の予防や治療、免疫力の改善を目指していきます。
疾患をお持ちの人に限らず、いま健康な人(検査に異常のない人)にも当てはめることができます。


しかし現代の食事は(すでに多くの人が気づかれていると思いますが)
糖質や脂質のウェートが大きくなりすぎ、タンパク質や食物繊維やビタミン・ミネラルが身体が極端に不足している状況です。

「いえいえ、私はちゃんとバランスを考えて食事をとっています!」という人もたくさんいらっしゃるかと思いますが・・・

例えば、ビタミンでは特に重要なのがB群、ミネラルでは鉄、亜鉛などがありますが
1日の必要量(最低ラインではなく充分量)、どの程度かおわかりでしょうか。

たとえば
ビタミンB1・・・ブタひれ肉なら8.2kg

ビタミンB6・・・牛レバーなら11.2kg
・・・・・・・・・・ほうれん草なら1300g(おひたし13皿分)
亜鉛・・・・・・・・かたくちいわし750g
こんな感じになります。

このほかにもいろいろ必要な栄養素はあるわけで、
これらをすべて食事からだけで補っていくのはほぼ不可能!  ですよね。
そこでオーソモレキュラー医学では、必要に応じてサプリメントや点滴をして使用して理想の栄養状態に近づけていきます。
でも、「コンビニのサプリを使えば大丈夫!」なんて単純なものではありません。
個人の体質や体調によって必要な栄養素の種類や量は異なるため、
専門的な知識をもった医療従事者のもとで行うことが基本となります。

サプリメントは、ビタミン類、鉄、亜鉛のほか、カルシウム、DHA・EPA、コエンザイムQ10、プロテインなど
さまざまなものを取り扱います。
これらはすべて、GMP基準(世界保健機構が規定した医薬品製造の国際規格基準)に適合した素材から製造された
高純度・高品質のドクターユーズのものを使用します。)

なお、サプリメントを用いるだけでは十分な効果は期待できませんので、
正しい糖質制限の方法や、グルテン(小麦)やカゼイン(乳製品)の摂り方のアドバイスも併せて行います。

*******

私たちが普段食べているものとしっかり向き合う・・・

基本にかえり、それをきっちりとおさえ、健康寿命を少しでも長くできればいいですね。
何らかの疾患で治療中の人は、お薬が少しでも減らせることを目標にしていきたいと考えています。

今後こちらでオーソモレキュラー医学と栄養のお話を少しずつしていきます。
・この栄養素が足りない場合は、こんな症状が出ます・・・
・血液検査でこんな数値なら、これが足りてないですよ・・・
などなど、できるだけ皆様の日常生活に沿ってわかりやすく説明していきたいと思います。

なお、サプリメントの種類などについては、ただいま私自身で実験中(笑)ですので、
効果をしっかり確認後、医院で取り扱っていきたいと考えています。

どうぞお楽しみに!

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