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子宮頸がんワクチン
2024.09.28
【子宮頸がんワクチン】キャッチアップ接種初回は11月中に延長!!
前回のブログで、子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種について
初回を本年9月末までに完了するよう周知していましたが、
このたび大阪府医師会から
接種間隔を短くすることで初回接種の期限を延長できる旨の通達がありました。
わかりにくので、もう少し簡単に書くと・・・
もともとは
2回目は初回の2か月後、3回目は初回の6か月後に接種 となっていたので
初回を本年9月末までに接種しなければならない という計算でしたが、
2回目は初回から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あいていればOK となったので
初回を本年11月中に済ませていただければ大丈夫 ということになりました。
(「3回目を来年3月末まで」という期限はそのままですのでご注意ください)
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子宮頸がんは別名「マザーキラー」とも言われています。
妊娠や出産をむかえる年齢層(20-30歳代女性)のがんの中で最も多いのが子宮頸がんで
今、日本では1日に8人(年間約3,000人)の女性がこのがんで亡くなっています。
ワクチン接種により、接種していない人の1/20まで発症リスクを抑えられるそうです。
また、早い年齢で接種するほど高い効果が得られます。
子宮頸がんはワクチンと検診によって予防できる疾患です。
このところ、当院にも毎日沢山の若い女性が接種にこられています。
定期接種の対象年齢の方はもちろん
キャッチアップ世代の女性の方々やその保護者の方々
この機会にぜひご検討ください。
2024.09.15
【子宮頸がんワクチン】キャッチアップ接種の期限が迫っています
子宮頸がんワクチンの重要性について
これまでこちらや市民講座などでお話ししてまいりましたが、
いよいよ「キャッチアップ接種」の期限が迫ってまいりました。
平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性でまだ一度も接種されていない方・・・
この方たちが公費で実施できるのは令和7年3月末までとなっています。
接種スケジュールから逆算すると、1回目接種は本年9月末まで となります。
接種スケジュールに変更あり! ↑(9/28)の記事をご参照ください!
この件も含めて、子宮頚がんワクチンの大切さについて
大阪府内科医会の「お医者さんのブログ」(👈クリック)に記載しましたのでご一読ください。
「お医者さんのブログ」は、
一般の方々向けの医療情報を大阪府内科医会の理事が当番制で書いています。
身近な話題がたくさんありますので、皆様の情報収集の一助となれば幸いです。
2023.11.07
【再掲載】子宮頸がんワクチン
本年7月にこちらに掲載しましたが再掲載いたします。
子宮頸がんはその原因のほとんどが性交渉からのヒトパピローマウイルス感染と言われています。
ウイルスに感染しても約90%の人は異常をきたしませんが
ごく一部の人は数年から数十年かけて子宮頸がんになることがあります。
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は
このヒトパピローマウイルスに対する免疫を作る目的で接種します。
ヒトパピローマウイルスには200種類以上もの型があり
そのうち少なくとも15種類が、がん(子宮頸がんの他に膣がん、陰茎がんなど)の発生にかかわっています。
そして子宮頸がんの50-70%は16型と18型が原因 ということがわかっています。
これまで日本で認可されているワクチンは
2価(16・18型)「サーバリックス」と4価(1・6・16・18型)「ガータシル」のみでしたが
本年4月から9価(1・6・16・18・31・33・45・52・58型)「シルガード9」が定期接種に追加されました。
・接種回数は3回
・定期接種(無料)の対象者は小学校6年生~高校1年生相当の女性
(ただし、接種当日に堺市に住民登録があることが条件)です。
(対象年齢を過ぎた女性でも任意:自費であれば接種を受けることが可能です。)
すでに1回目または2回目に4価ワクチンを接種してしまった人の3回目については
原則同じ価のワクチンを・・・と言われていますが、ご希望があれば9価ワクチンに変更も可能です。
当院では4価、9価どちらも取り扱っております。
診察時に医師にご相談ください。
(接種をご希望の方は、事前にお電話または受診の上、お申し込みください)
************************************************
なお、平成25年4月に本ワクチンが定期接種となった直後に
一部報道でワクチンの副反応が大きく取沙汰されたことにより
政府は積極的に接種を勧めることができなくなり、
その直後から令和3年までに対象年齢を迎えた女性たちは接種の機会を逃すという
残念な事態になってしまいました。
その後、(マスコミが大騒ぎした)副反応とワクチンの因果関係が医学的に否定されたことにより
令和3年11月からは積極的に接種を勧奨する方針に転換し、現在に至っている という経緯です。
そして、接種機会を逃した方たちへ公平な接種機会を確保する目的で、
定期接種の特例として「キャッチアップ接種」を実施していますので
平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性でまだの方は接種をご検討いただきたいと思います。
ただし、この方たちが公費で実施できるのは令和7年3月末までとなっています。
(接種スケジュールからは、令和6年9月ごろまでに1回目を完了されることをお勧めします。)
全国でも堺市のキャッチアップ世代の接種率が非常に低いのが現状です。
子宮頸がんはワクチンで防げる唯一のがんです。
おひとりでも多くの方の接種をお願いいたします。
2023.07.28
子宮頸がんワクチンについて(女の子の保護者の方々へ)
子宮頸がんは
その原因のほとんどが性交渉からのヒトパピローマウイルス感染と言われています。
ウイルスに感染しても約90%の人は異常をきたしませんが
ごく一部の人は数年から数十年かけて子宮頸がんになることがあります。
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は
このヒトパピローマウイルスに対する免疫を作る目的で接種します。
ヒトパピローマウイルスには200種類以上もの型があり
そのうち少なくとも15種類が、がん(子宮頸がんの他に膣がん、陰茎がんなど)の発生にかかわっています。
そして子宮頸がんの50-70%は16型と18型が原因 ということがわかっています。
これまで日本で認可されているワクチンは
2価(16・18型)「サーバリックス」と4価(1・6・16・18型)「ガータシル」のみでしたが
本年4月から9価(1・6・16・18・31・33・45・52・58型)「シルガード9」が定期接種に追加されました。
・接種回数は3回
・定期接種(無料)の対象者は小学校6年生~高校1年生相当の女性
(ただし、接種当日に堺市に住民登録があることが条件)です。
(対象年齢を過ぎた女性でも任意:自費であれば接種を受けることが可能です。)
すでに1回目または2回目に4価ワクチンを接種してしまった人の3回目については
原則同じ価のワクチンを・・・と言われていますが、ご希望があれば9価ワクチンに変更も可能です。
当院では4価、9価どちらも取り扱っております。
診察時に医師にご相談ください。
(接種をご希望の方は、事前にお電話または受診の上、お申し込みください)
************************************************
なお、平成25年4月に本ワクチンが定期接種となった直後に
一部報道でワクチンの副反応が大きく取沙汰されたことにより
政府は積極的に接種を勧めることができなくなり、
その直後から令和3年までに対象年齢を迎えた女性たちは接種の機会を逃すという
残念な事態になってしまいました。
その後、(マスコミが大騒ぎした)副反応とワクチンの因果関係が医学的に否定されたことにより
令和3年11月からは積極的に接種を勧奨する方針に転換し、現在に至っている という経緯です。
そして、接種機会を逃した方たちへ公平な接種機会を確保する目的で、
定期接種の特例として「キャッチアップ接種」を実施していますので
平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性でまだの方は接種をご検討いただきたいと思います。
ただし、この方たちが公費で実施できるのは令和7年3月末までとなっています。
(接種スケジュールからは、令和6年9月ごろまでに1回目を完了されることをお勧めします。)
***厚労省2022年3月11日HPVワクチンの係る自治体向け説明会資料「令和4年4月からのHPVワクチンの接種について」より***
子宮頸がんとワクチンについての詳細は、こちら(👈クリック)のサイトに詳しく書いています。
是非ご一読ください。
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