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2025年07月

2025.07.24

認知症サポーターになりませんか?

今年(2025年)「団塊の世代」といわれる人々がすべて「後期高齢者」になります。
その数約800万人。
急速に進む高齢化とそれに追い打ちをかける少子化による課題が山積みの昨今ですが
2040年には65歳以上の高齢者数が最大となり(もちろん私もそこに入るのですが・・・)
1,000万人近い人が認知機能に何らかの異常をきたし、65歳以上の7人に1人が認知症になる見込みだそうです。

認知症サポーター という言葉をご存知でしょうか。

認知症サポーターとは、認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で認知症の人やその家族に対して
できる範囲で手助けをする人のことを言います。

日々診療を行うなかで
とくにコロナ禍以降、急速に認知症患者さんが増えていると感じています。
配偶者の入院や死別により独居となった途端に認知症が忍び寄ってきます。
はなれて住む家族が気づいたときには
家の中はすでにゴミ屋敷化していたり、服用しわすれた薬が何年分もたまっていたり・・・・
突然のことに驚いて受診されるご家族様も少なくありません。

また、ご高齢の配偶者の認知症に悩まれる方も多いと感じています。
ただでさえご自身の足腰などが弱っているところに、配偶者の物忘れや徘徊などが始まったと
診察室で涙される方もいらっしゃいます。

認知症はもはや特別な病気ではありません。
だれしもがいずれ通る道といっても過言ではないと思っています。
なので、地域ぐるみで助け合うことができれば、
将来的には自分自身のためにもなるのではないかと思う今日この頃なのです。

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2004年に「痴呆」が「認知症」という呼称になったのをきっかけに
みなで認知症とその家族をささえ、だれもが暮らしやすい地域をつくることを目的とし
認知症サポーターをひとりでも増やそうという国家戦略「認知症サポーターキャラバン」が展開されています。
私は、この認知症サポーター養成のための講師役ができる「キャラバン・メイト」に本日認定されました。
認知症サポーターは、年齢などは関係なく
キャラバン・メイトが実施する講習会を受けていただくだけで、どなたでもなっていただけます。
認知症について知っていただきたいことが山ほどあります。
近いうちに、健康教室を開催します。
日時など決まりましたら改めてこちらに掲載しますので、できるだけ多くの方にご参加いただければ幸いです。

    

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