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2021.11.10
新型コロナ抗体検査のご案内
当院では、新型コロナウィルスの抗体検査を実施しています。
さて・・・抗体検査って何??と思われた方も多いのではないでしょうか。
新型コロナウィルスの形・・・球状の本体にいっぱいトゲトゲがついている画像を
一度はニュースなどでご覧になったことがあるかと思います。
(Wikipediaより引用)
このトゲトゲの部分は、Sタンパク質(スパイクタンパク質)と呼ばれています。
(変異は、ここの一部の構造が変わり感染しやすくなっていくことをいいます。)
ファイザー社製とモデルナ社製のワクチンは、このSタンパク質の部分を利用したもので、
ワクチン接種
⇒Sタンパク質に対して我々の免疫系が刺激される
⇒新型コロナウィルスへの抵抗力(抗体)ができる
という仕組みになっています。
よって抗体検査は、Sタンパク質の抗体の有無をみる検査
すなわちワクチンによってちゃんと抗体ができているかどうかを調べる検査ということになります。
ただし、こちらは自費の検査(血液検査)となります。
SARS-CoV-2 スパイクタンパク/IgG抗体:5,500円
にて実施しております。
興味のある方、抗体がついていることを証明したい方などなど当院までご相談ください。
(検査会社への外注となります。結果出るまでに数日を要しますので、ご了承ください)
ちょっと補足。。。
コロナウィルスのNタンパク質(ヌクレオチドタンパク質)ついても少しだけ説明しておきます。
これはウィルスの遺伝子の殻を包むタンパク質のことで
コロナにかかっているかどうかの抗原検査をする際のターゲットになる部分です。
(なので、ワクチンを打った人にはSタンパク質のみに対する抗体ができますが
一方、新型コロナに感染した人はSタンパク質とNタンパク質の両方に対する抗体ができるということになります。)