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骨粗鬆症
2025.12.26
骨密度測定機器が新しくなりました
当院では長らく骨密度測定をDIP法(手のレントゲン)で行ってまいりましたが
11月から機器を新しくし、腰椎および大腿骨で測定するDXA法で実施することが可能となりました。
ベットに寝転んでいただくだけでOKです。
(ただし、脊椎や大腿部に金属が入っている場合や、ベッド上で安静にできない、もしくはあおむけになれない方は
検査を受けていただけません)
DXA法は、2種類の異なるX線を照射して骨密度を測定する検査で
(正確には、YAM値をもとに骨粗鬆症の診断の評価を行う)
他の方法(超音波法、DIP法など)と比べて最も精度の高い検査方法とされています。
スタッフも私も実際に撮影してみましたが、
DIP法との違いに驚いています(DIP法の方が結果がよく出てしまう)。
これまでDIP法で「骨粗鬆症ではない」と診断されていた方も
DXA法では立派な骨粗鬆症! ということが多々ございます。
とくに女性は、閉経後に女性ホルモンの分泌が急激に低下することにより
骨粗鬆症はほぼ必発となります。
(男性には月経はありませんが、それでもやはり年齢とともに骨密度は低下します。)
当院では骨密度の程度や病状にあわせて、いろいろな治療法をご提案しています。
骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状がありません。
骨折されて初めてわかるケースが非常に多いと感じています。
転倒➡骨折➡長期臥床➡寝たきり・・・という流れにならないために
骨粗鬆症を早期発見し、少しでも早く治療介入することがとても大切だと思います。
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2014.12.08
「ちゃんと見てる?自分の背中」
女優の桃井かおりさんが
「ちゃんと見てる?自分の背中。」
と呼びかけているTV CMをご存知でしょうか。
これは、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)という病気を知っていただくために
その分野でのお薬の開発を第一線で行っている日本イーライリリー社が提供しているものです。
女性は、
とくに閉経後に骨粗鬆症になりやすく、
知らないうちに背骨がつぶれてしまったり(圧迫骨折)、
ちょっとつまずいて手をついたり、足をぐねった際に、手首や足首の骨を折ってしまったり、
太ももの付け根の骨を折ってしまい、
それが原因で寝たきりになってしまうことがあります。
最近
・背中が曲がってきた
・身長が縮んだ
・腰痛が治らない(重いものを持ち上げたあとや布団を干したあとなどに多い)
などの自覚症状がありませんか?
それは、もしかしたら、背骨の圧迫骨折のサインかもしれません。
お心あたりのある方は、日本イーライリリー社の
「いつの間にか骨折」というサイトをぜひご覧ください。
Copyright (C) Eli Lilly Japan K.K. All Rights Reserved.
骨粗鬆症のお薬には
飲み薬と注射薬があります。
いずれも症状や病態によって、
また患者様のライフスタイルによって
・毎日
・週1回
・月1回
と、さまざまな方法で使えるお薬があり、
当院では、それらを常備していますので、
診察時に担当医までお気軽にご相談ください。
(骨折の程度や症状によって、使用するお薬を決定いたします。
また、随時、大阪労災病院、市立堺病院、阪南中央病院などの整形外科とも連携いたします。)
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