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認知症サポーター
2025.09.09
スタッフ全員がサポーターになりました
7月の記事で、認知症サポーターの件を記載いたしました。
このたび、運転手を含む当院のスタッフ全員が研修を修了し「認知症サポーター」として認定されました。
認知症サポーターとは、認知症について正しい知識を学び、地域や日常生活の中で
認知症やそのご家族の方々を温かく見守り支える役割を担う人のことです。
特別な資格をもつわけではありませんが、「理解しよう」「寄り添おう」という気持ちを
大切にする活動です。
認知症は誰にでも起こりうる身近な病気であり、
ご本人だけでなくご家族も様々な不安や戸惑いを抱えておられます。
当院では、患者様が安心して受診していただける ということはもちろん
ご家族の気持ちにも寄り添える存在でありたいと考えています。
今回スタッフ全員がこの研修を受けたことで、各自の理解や想いがより深まったのではないかと思います。
もしもお悩みの方がいらっしゃいましたら・・・
どうぞお気軽にご相談ください。
なお、12月ごろになりますが健康教室を開催し
一般の方にも認知症の基礎を学んでいただき、ご希望の方には
認知症サポーターの証「オレンジリング」をお渡ししたいと考えています。
サポーターのご希望はなくとも
正しい知識だけでなく日常生活の中で役立つ情報や工夫をお伝えする予定なので
どうぞお気軽にご参加ください。
開催日時の詳細は、決まり次第改めてご案内いたします。
2025.07.24
認知症サポーターになりませんか?
今年(2025年)「団塊の世代」といわれる人々がすべて「後期高齢者」になります。
その数約800万人。
急速に進む高齢化とそれに追い打ちをかける少子化による課題が山積みの昨今ですが
2040年には65歳以上の高齢者数が最大となり(もちろん私もそこに入るのですが・・・)
1,000万人近い人が認知機能に何らかの異常をきたし、65歳以上の7人に1人が認知症になる見込みだそうです。
認知症サポーター という言葉をご存知でしょうか。
認知症サポーターとは、認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で認知症の人やその家族に対して
できる範囲で手助けをする人のことを言います。
日々診療を行うなかで
とくにコロナ禍以降、急速に認知症患者さんが増えていると感じています。
配偶者の入院や死別により独居となった途端に認知症が忍び寄ってきます。
はなれて住む家族が気づいたときには
家の中はすでにゴミ屋敷化していたり、服用しわすれた薬が何年分もたまっていたり・・・・
突然のことに驚いて受診されるご家族様も少なくありません。
また、ご高齢の配偶者の認知症に悩まれる方も多いと感じています。
ただでさえご自身の足腰などが弱っているところに、配偶者の物忘れや徘徊などが始まったと
診察室で涙される方もいらっしゃいます。
認知症はもはや特別な病気ではありません。
だれしもがいずれ通る道といっても過言ではないと思っています。
なので、地域ぐるみで助け合うことができれば、
将来的には自分自身のためにもなるのではないかと思う今日この頃なのです。
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さて、「認知症サポーター」という言葉をご存知でしょうか。
「認知症サポーター」とは、認知症について正しい知識を学び、地域や日常生活の中で、
認知症やご家族の方々を温かく見守り支える役割を担う人のことです。
2004年に「痴呆」が「認知症」という呼称になったのをきっかけに
みなで認知症とその家族をささえ、だれもが暮らしやすい地域をつくることを目的とし
この「認知症サポーター」ひとりでも増やそうという国家戦略「認知症サポーターキャラバン」が展開されています。
私は、この認知症サポーター養成のための講師役ができる「キャラバン・メイト」に本日認定されました。
認知症サポーターは、年齢などは関係なく
キャラバン・メイトが実施する講習会を受けていただくだけで、どなたでもなっていただけます。
認知症について知っていただきたいことが山ほどあります。
近いうちに、健康教室を開催します。
日時など決まりましたら改めてこちらに掲載しますので、できるだけ多くの方にご参加いただければ幸いです。
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