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2021.05.04
新型コロナの検査方法
新型コロナの勢いが止まらない状況が続いています。
「コロナにかかる」ということが
なんだか「普通」になりつつある・・・
もう、誰がなってもおかしくない・・・という感じですね。
少しでも体調がおかしいと思ったら、積極的に検査を受けてください。
「多分、ただの風邪だろう。自分の周囲にコロナの人はいないから。」という希望的観測は禁物です。
さて、コロナの検査についてですが
当院では「抗原検査」と「PCR検査」の両方を実施しています。
「抗原検査」は、鼻腔から採取した鼻汁中にウィルスがいるか?いないか?
なんの操作もなしに、その場で判断します。
インフルエンザの迅速検査と同じ方法で、結果は15分でわかります。
ただ、発症から時間があまり経っておらず(発熱などの症状が出てから数時間以内に受診された場合など)、
ウィルス量が少ないと陽性にならないことがあり、注意が必要です。
「PCR検査」は同じく鼻腔から採取した鼻汁をつかいますが、
(唾液の場合は若干陽性率が落ちるといわれています)
DNAポリメラーゼという酵素を用いて新型コロナのDNAを増やす方法です。
抗原検査ではキャッチできなかったウィルスがこれでひっかかる
⇒すなわち、抗原検査で「陰性」でも、PCR検査では「陽性」と出ることがあります。
しかし、これもまた、あまりにウィルス量が少ない時期にやってしまうと、「陰性」と出てしまいます。
実際に、3回目のPCR検査でようやく「陽性」となった方もいらっしゃいます。
当院では、「抗原検査」で陰性と出た方には、必ず「PCR検査」も受けていただたくようにしていますし、
初回にどちらも陰性であったとしても症状が続くようであれば、
何度でも受けていただくことが可能です(有症状の場合は無料)。
ところで最近、「職場の同僚がコロナにかかったので、上司にお前も検査してもらってこい と言われたので来ました」
という方が増えています。
そのような方の多くは、現段階ではお元気でまだ何の症状も出ておらず、
この場合、抗原検査もPCR検査も「陰性」になることがほとんどです。
しかし!! その「陰性」は、たとえPCR検査であっても「その時かぎり」のものなのです。
決して、「明日も明後日も陰性です!」ということにはならない ということにご注意ください。
なお、抗原検査およびPCR検査を受けられた場合
結果が出るまでの間は原則「自宅待機」となりますので、この点もご了承ください。
先日、発熱などの症状があるのにも関わらず、
「コロナの検査は受けたくない!だってGWに帰省できないやん!薬だけ出して!」
という患者様がいらっしゃいました…怒"(-""-)"
( )内は私の心の声。。。。
①検査受けたくない(なんでやね~ん?)
②帰省する(緊急事態宣言出てるんですけど??もしコロナやったらど~すんねん?)
③薬だけ出して(ここ薬局ちゃうで~!)
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いよいよワクチンの集団接種が始まりましたね。
診療所での接種も近づいてまいりました。
一日も早く国民全員に行きわたりますように!
(私もまだです~~~~!!)